ACTIVITIES活動実績
VALUE LABOの仕事③「WEBから始める・深めるブランドづくり」支援
ホームページ制作のハンズオン支援をご紹介
- CLIENT:
- 企業・自治体・支援機関
新しい取り組みをホームページで伝えたい
VALUE LABOが約半年間のプロジェクトとして実施した「ブランドづくり」支援例をご紹介します。こちらの企業は、従業員10名以下の小規模なタクシー事業者で、地元に密着した営業活動を行っています。自治体からの委託事業などもあり、経営は安定した状態にありました。ただし、委託事業がいつまで継続するかは不透明であり、急激に減少した地域の人口が回復する見込は小さく、現在のままで経営を継続しても、売上は頭打ちとなり、いずれ事業が継続できなくなるという危機感を持っていました。
そこで、この事業者では、より人口の多い市の中心部にタクシーの待機所を新設して中心部との往来需要を獲得することや、企業への訪問や工業団地や施設の見学にタクシーを利用する「法人需要」を獲得することを目指しています。こうした新しい取り組みを広く告知、浸透するためのホームページ制作のハンズオン支援のプロセスについて、ご紹介します。
【① ホームページ内容の検討】発信するコンテンツ/メッセージを決める
経営者へのヒアリング、ディスカッションを経て、ホームページのサイトマップ・ワイヤーフレームを作成し、それぞれのコンテンツについて内容を検討していきます。サイトマップやワイヤーフレームについては、WEBの制作部門(会社)が作成することが通常ですが、VALUE LABOの支援では、事業者の意向を把握したうえで、サイトマップやワイヤーフレームを作成する場合もあります。
・ホームページで伝える自社の強みについては、経営者自身の意見に加えて、日頃お客様と接している従業員にもアンケートを取り、「当社がお客様から評価されていること、喜ばれていること(感謝された言葉など)」を確認してもらいました。その結果、「接遇態度が良い」「暮らしを支えるきめ細かなサービス」「家族のような親しみやすさ」といった点を、従業員の皆さんが自社の強みとして認識していることを確認することができました。
・経営理念について、これまで経営者ならびに従業員が日々大事にされている思いはありましたが、その思いを「ミッション・ビジョン・バリュー」の形で整理し、明文化していただきました。
・強化を目指す「法人向け」について、専用ページを設け、法人向けサービス内容の詳細や、接待などにも活用いただける「おもてなしの提供」などについて紹介しています。
【② ホームページ制作】ツール活用による制作のハンズオン支援
ホームページ制作については、できるだけ費用を掛けずに行いたいとの要望がありました。そこで、ホームページ制作ツールの中から「Jimdo」を選定し、制作することにしました。Jimdoでは、無料でホームページを制作することもでき(今回は、外部広告を入れず、独自ドメインを利用するため、有料プランを選択しています)、いわゆる「ノーコード」で、専門知識がなくてもデザイン構築ができます。さらに、サポート情報がオフィシャルなものはもちろん、ユーザーの発信によるものもインターネット上で豊富に見つけることができ、その点でも使い勝手が良いツールです。
数多くあるテンプレートの中から、経営者が持つサイトのイメージや構造に合うものを一緒に選定したうえで、サイトマップとワイヤーフレームにもとづき、基本的なページ構成についてはVALUE LABOでセッティングし、使用する写真は経営者自らが撮影し、文章もディスカッションを経て最終的には経営者自身で書いて入力していきました。
【③ ホームページの運用】「営業担当者」としての役割を果たすホームページ
ホームページ公開にあたっては、「Googleアナリティクス」の使い方についてマニュアルを作成して提供し、アクセス状況を把握する方法をご教示しました。ブログは、経営者はもちろん数名のドライバーも協力して更新を行っています。
機能するホームページを制作することは、24時間休まず働いてくれる営業マンを1人雇うのと同じ価値を持ちます。
公開後、設置した「問い合わせフォーム」から早速問い合わせが入り、その後案件の獲得に繋がりました。また、お電話でお問い合わせのあったお客様に、ホームページでサービスを参照いただくようお願いし、その後問い合わせフォームから予約が入る、という案件もありました。電話でご説明するよりも短時間で、お客様に「当社の強み」をご理解頂くことができたようです。