| 概要 |
講義・ディスカッションや現場での実践支援を通じて、デザイン室を新設する組織文化醸成やデザイン室担当者の育成を行います
最近、ありがたいことに「デザイン教室やらないんですか?」という質問をいただけるようになりました。
実は2年ほど前から企業研修の一環として、出張デザインレクチャーをやっておりましたが、私自身が未経験の方を相手にどこまでコミットできるのか、どんな影響を及ぼせるのか、どんな役割があるのか、実際にやってみないとわからないことが沢山あったので、まず何ができるかの答えを見つけるべく、デザイン教室とは打ち出さずに続けてきました。
2年間にわたって取り組んだ結果、経営者の方からも、現場と真摯に向き合っているスタッフからもとても喜んでいただけました。
実例として、まったくの未経験者が一歩一歩成長して、ロゴマークの開発、販促のキャンペーンチラシ、パッケージなど、自分たちでつくれるようになりました。感謝の声もいただけてうれしかったです。(注:もちろん当事者の協力なくしては成り立ちません)
この経験で新たな価値の知見も深まり、きちんと成果がだせることを約束できるレベルに達しましたので「VALUE LABO 小さくはじめるデザイン室」を自信をもってご提供いたします。
100を超える新規事業プロジェクトに携わってきた経験から、成功への近道は「スモールスタート」して「成功する環境(場)をつくること」が、とても大切だと感じています。
スモールスタート(小さくはじめる)は、成功の近道
なぜ「スモールスタート」が重要なのでしょうか?
私たちは何か新しいことを始めようとするときに心理的な不安を抱え、リスクを避けること、チャレンジしないことを考えてしまいがちです。これは、仕方のないこととも言えます。しかしながら、ビジネスとして新しい価値を生み出すためには多少のリスクを背負い、行動を起こさなくてはなりません。第一歩を踏み出すために、まずは小さくはじめることが効果的です。
また、デザインマネジメントによるデザイン思考では、問題をみつける→定義をつくる→生み出す(開発)→市場にだす(提供)をいかに早く繰り返すことが、組織の独自価値(Only One Value)の創造につながるとされています。「早く」行動するためには、小さくはじめることが望ましいのは当然といえます。
新しいことがはじめやすい環境(場)をつくろう!
小さくはじめたら、「成功する環境(場)をつくること」が大切です。新しい価値を生み出すのにマニュアル的手法は存在しません。ひとつの価値をつくるのに何万通りもの方法があります。マニュアルがないということは考え方を変えればクリエイティビティが必要ということになります。クリエイティビティを発揮できる習慣は、STYLE(個性)、PERSPECTIVE(視点)、CREATE(つくる)を大切にし、実践できる環境から生まれます。そして、クリエイティビティが発揮される環境づくりも、小さい組織(チーム)からはじめることで、取り組みやすくなります。
こんな方にもおすすめです
<経営者視点から>
<現場視点から(実務を担当している視点から)>
各自の役割、ポジション、おかれた場所(環境)で、デザインが関わることでどんなことができるのか、言語化できるようにします。自分の考えを言語化できるまで突き詰めているということは、何が必要かを知ることができ、生み出す力を支えてくれます。
新しいことをするとき、成功に導くためには仮説を立てることが重要です。その「仮説」が思い込みやリスク的思考から立てたものでは起点そのものがズレていることになります。仮説を立てるために必要なのは「成功事例を読み解く力」です。成功事例は集めるものではありません。「読み解く」とは、いろいろな角度や視点から成功事例を分析し、なぜ成功したのか、その理由を導きだすことです。それには「本質」を見抜く技術が必要となります。
ビジョンとは今いる場所から見た未来の姿であり、現時点から未来への方向性を指し示すものです。目的や方向性は千差万別です。デザイン室をどんなものにしたいかが、差別化につながり、共感する力を生み出します。
ビジョンを羅針盤にしてデザイン室を育てていきます。すべて条件が整うことはまずありません。足りない経験(知識)やリソース(人材の問題)はVALUE LABOがサポートしていきます。デザインの力で発信力を強化し、共感力、組織力を高めていきましょう。
※回数は設定しません。私たちの存在を必要としなくなってもデザイン室が自立的に機能していくことをゴールとします。
新しいことをはじめたいが、リスクに目がいってしまいどうしても一歩踏み出せない経営者や管理職、チームリーダー、新規事業担当者は多いのではないでしょうか。
何年か前まではデザインに関わることは外注するのがあたりまえでしたが、メディアが自分たちでつくれる時代になりました。
デザインのことを外部に丸投げするとせっかくの成長機会を無駄にしています。
経営者からすると第5の経営資産の積み上げになる機会をみすみす逃しているようなもの。
最初はすぐにできなくてあたりまえです。
現場から生み出される販売戦略は、売上に直結します。販売戦略を生み出せる現場人材は、自社の強みとなります。
「VALUE LABO 小さくはじめるデザイン室」の目的は、楽しくデザインを創造する場(機会)を提供し、新しい価値を生み出す起点、原動力をサポートすることです。顧客との接点をもつことで従業員の成長を促し、経営者のリスクを軽減することにも寄与します。
1973年4月22日生まれ 福島県出身。デザインマネジメント専門家。ブランディング・クリエイティブ業界での実務経験23年。ブランドコンサルファーム、クリエイティブプロダクション、広告代理店にて、デザイン マネジメントの知識と経験を養い、広義なデザイン(人、環境、モノ、仕組み、問題提起、コミュニケーションツール) のデザイン マネジメントのあり方と技術を磨く。
ブランドコンサルファームの創業立ち上げ支援、最高執行責任者を経て、株式会社かたちなきものを設立。後進の育成や日刊工業新聞社、大学など、各方面で講師活動も精力的に行っている。
1976年6月30日生まれ 鹿児島県出身。新事業開発コンサルタント・中小企業診断士・修士(商学・エネルギー科学)。京都大学総合人間学部、京都大学大学院エネルギー科学研究科修士課程卒業後、松下電工(株)(当時、現パナソニック(株))に入社、小物美容家電(オーラルケア商品群)の商品企画を担当。
その後、さらなる挑戦の場として、ものづくり中小企業にフォーカスし、早稲田大学大学院商学研究科修士課程商学専攻、鵜飼信一研究室(現代日本産業論)にて、中小製造業の技術経営、新事業・新商品開発を研究。2016年1月、合同会社タツノ経営デザイン設立。
「デザインマネジメント」を軸に、
ビジネスパーソンが学びながら成長し、
楽しくクリエイティビティに溢れ、
価値のあるコンテンツや
ソリューションを生み出す場の創造を目指す
“VALUE LABO”プロジェクトを始動します。
VALUE LABOでは、
「デザインマネジメント」の活用と組織への浸透を通して、
組織の独自価値(Only One Value)の
創造に貢献する活動を展開していきます。